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Feb
11, 2006
☆★花物語 / 胡蝶蘭★☆ * * * 「花物語/胡蝶蘭」 この作品には、とくに思い出があります。 こういう小さい表示だと写真のように見られますが、 この絵はCG作品で、PC上で色塗りしています。 ただ下書き段階は自分で撮影した写真が元になっています。 そしてこの花は自分で咲かせた胡蝶蘭なんです。。。 2004年5月にギャラリーを開館して、2ヶ月経った頃でしょうか。。 7月のある寒い雨の日、知人の林さん(仮名)宅の玄関前に、 胡蝶蘭が雨ざらしに置かれていました。 茎はすべて枯れてしまい、葉は、しおれた3枚だけ残し、あとは 枯れていました。。 岡田:「胡蝶蘭って多年草じゃないの?雨ざらしで可愛そうじゃん。」 林:「もうあんな枯れてちゃムリよ。 それに胡蝶蘭なんて素人が2年目を咲かせられないわよ。」 岡田:「…ったく!」 …という流れで、捨てられた子猫を引き取るように、 息絶えそうな胡蝶蘭の鉢をギャラリーに持ち帰りました。。 でも僕は植物はサボテンぐらいしか育てたことがない。。 とりあえず友人に基本的なことだけ、電話で教えてもらいました。 けれど水をあげているうちに、その基本も守らなくなりました。 「蘭は直射日光はさけるように」というのも守らず、 「今日は久々のいい天気♪日焼けしよう♪」 と胡蝶蘭を外に出したり。。 「植物は、あまり移動させない方がいい」 というアドバイスも無視して、 「今日は窓のところ。」 「今日はガラステーブルに置こう♪」 と、その日の気分で、胡蝶蘭の鉢を移動させていました。。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ それから半年…。 その年の冬には、たくさんの新しい葉が大きく生まれ育っていました。 根も鉢に入りきらず元気いっぱいに飛び出していました。。 この頃には、この胡蝶蘭とも、かなりコミュニケーションもとれ^^ 水を欲しそうにしている…のが分かる気さえ感じていました(危・笑 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そして1年近く経った2005年の春。。 胡蝶蘭は、この絵のようにたくさんの花を咲かせました!! この絵の花は一部であって、ボコボコと本当にたくさんの花が 次から次へと咲いてゆきました。 それを見たギャラリーのお客さんたちは、 「すごいですね!」 「こんな咲き方の胡蝶蘭 見たことないですよ!」 そして、一命を取り止め、この元気になった胡蝶蘭を久々に 林さんに見せたところ、飛び出しそうに目を丸くさせながら、 林:「すごいね〜!!凄いスゴイ!あんた天才だよ〜!」 岡田:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。(呆」 その後、 「こっちの鉢も預かってくれない?これも枯れそうなのよ。」 ということが続き、 他のギャラリーの方からも、 「うちの胡蝶蘭も枯れそうなんだよね。預かってくれないかな。」 とか、 そのうち名前も知らない方たちからも 「私の花も枯れそうなんです。育ててくれませんか?」 とか…etc… 僕は、それらを断るのに、だんだん、こう答えるように なってゆきました。。 「いやいや、もう預かれません。 "花咲か爺さん"じゃないんで。。^^」 しまいには、 「お金 取れば」 とか 「商売にすれば」 という人まで現れました。(呆・笑 ・・・・・・・・(妄想中)・・・・・・・ 有限会社 花咲か爺 株式会社 花再生工場 ・・・・・・・(妄想終了) いやいや、これは僕の道じゃない。 そう思いました。。(笑 * * * この絵には、このような小さな物語がありました。。 だから、製作日数は1年かも知れませんね^^ この胡蝶蘭は、今も元気です。 今も新しい葉を増やし、新しい茎が勢いよく成長し続けています。 ★ギャラリーへ来られるお客様へ ギャラリーに、鉢植えや花木は結構です。お気持ちだけで充分です♪^^ ★お知らせ 越山雅代さんが、「日本ブログ大賞」に応募しています。 元気を感じた方、こちらから投票のご協力頂けたら幸いです。 Last updated Feb 18, 2006 09:04:21 PM
コメント(23) | ■コメント
幸せなoppaiみたいなふくらはぎですさん
>岡田さんの心がよ〜〜〜〜〜く伝わる >お話でした。 >うふふふふ。 > >蘭は愛情に敏感ですもん。 ----- あはははは。 伝わりましたか^^ そうなんですか。 蘭は愛情に敏感なんですか♪ 自分の中での「基本」は間違っていないと 確信もてた機会でもありました。^^ (Feb 11, 2006 10:59:04 PM)
愛情と才能、両方なんでしょうねえ。
癒しのお力は。 花も、人も、同じで 「愛」によって癒され、花さきますから♪ この胡蝶蘭を見ていると 胸のあたりが涼しくなってきますね。 岡田さんの癒しの力を 一緒に感じます。(Feb 11, 2006 11:24:01 PM)
WHITE☆DRAGON2005さん
>高貴なお花ですね、胡蝶蘭 > >それにしても、自由に咲き誇ってますね >「いのち」を感じます^^ ----- 花は花なんですけど、確かに品がありますね、胡蝶蘭。 ただこの胡蝶蘭は、自由に咲きすぎて 品がないくらいでした。^^ 「いのち」感じてくれて、ありがとうございます。 (Feb 11, 2006 11:28:52 PM)
mokogreenさん
>愛情と才能、両方なんでしょうねえ。 >癒しのお力は。 > >花も、人も、同じで >「愛」によって癒され、花さきますから♪ > > >この胡蝶蘭を見ていると >胸のあたりが涼しくなってきますね。 >岡田さんの癒しの力を >一緒に感じます。 ----- >花も、人も、同じで >「愛」によって癒され、花さきますから♪ ホントそうですね〜♪ 癒しの力は、みんなもっていますから。 眠らせていて使っていない。。 引き出していないだけですから♪ みんな本気になれば。。♪ (Feb 11, 2006 11:32:47 PM)
なんとかレポート作成が落ち着いたのでまたブログの
世界に戻ってまいりました♪ (ってもまだ日記更新するかどうかは微妙ですが 笑) 『花物語/胡蝶蘭』 驚きました・・・。 トップの胡蝶蘭がCGで作ったものなんて・・・ なんか本当に『生きている花』って感じがしたので 驚いたのですが・・・ でも下書きが岡田さんが愛情を注いで 育てた胡蝶蘭ということもあって 納得しました♪ 花とか植物を大切にする人って 素敵だと思います(^^) しかもそれをちゃん〜〜と 花を咲かせる人って凄いことだと思いますよ!! (Feb 12, 2006 10:54:47 AM)
私も預かって欲しいです・・・
私なんか間違っているのでしょうか、 胡蝶蘭、絶対咲きません。(頂いた時などはキレイに花をつけていますが、次の年に咲いたためしがありません) それにしても、この絵は凄い。素晴らしい! 正にヒーリングアートですね・・・ 感動すらします!!! ぱっと見て絶対写真だと思ってしまいました。 岡田様。天才ーーーーーーっ(*≧▽≦*) (Feb 13, 2006 08:52:22 PM)
水野 綾香さん
>なんとかレポート作成が落ち着いたのでまたブログの >世界に戻ってまいりました♪ >(ってもまだ日記更新するかどうかは微妙ですが 笑) > >『花物語/胡蝶蘭』 >驚きました・・・。 >トップの胡蝶蘭がCGで作ったものなんて・・・ >なんか本当に『生きている花』って感じがしたので >驚いたのですが・・・ > >でも下書きが岡田さんが愛情を注いで >育てた胡蝶蘭ということもあって >納得しました♪ > >花とか植物を大切にする人って >素敵だと思います(^^) > >しかもそれをちゃん〜〜と >花を咲かせる人って凄いことだと思いますよ!! ----- 綾香さん、おかえりなさい♪^^ 日記も拝見しましたョ。 花…ではなく鼻は止まりましたか? 早く風邪 完治しますように♪ 実習にレポートも あと少しがんばってね! 『花物語/胡蝶蘭』 見てくれて、ありがとう。 植物も動物も人も子供も… 育てる?のに共通する一点がありますね。 介護や介助も同じ。。 そのうち時間ができたら 胡蝶蘭の原画を観にいらしてください。 バイクではなく、電車で♪^^ (Feb 13, 2006 09:48:54 PM)
sherrie(しぇり)さん
>美しい・・・(惚 >愛ですねー。 >植物を育てるの、苦手です^^; >お水をあげすぎるみたいです。過保護なのかな。。。 ----- ども。^^ なんだか しぇりさんがギャラリーに来てくれた時、 じっくり絵を観てくれていた姿が浮かんできます^^ うん。それは… 過保護なんだと思います。。^^; 過保護でダメにしてしまう方は多いです。 子供の頃、苦労を経験している人って 社会的にも人間的にも育ってる人 多いでしょ^^ そんな感じの水や光の与え方がイイみたいです。^^ (Feb 13, 2006 09:55:34 PM)
princess
nanakoさん
>私も預かって欲しいです・・・ >私なんか間違っているのでしょうか、 >胡蝶蘭、絶対咲きません。(頂いた時などはキレイに花をつけていますが、次の年に咲いたためしがありません) > >それにしても、この絵は凄い。素晴らしい! >正にヒーリングアートですね・・・ >感動すらします!!! >ぱっと見て絶対写真だと思ってしまいました。 >岡田様。天才ーーーーーーっ(*≧▽≦*) ----- nanakoさん どうも♪ 関西から、しおれたお花 届けないでね(笑 絵に感じてくれて、ありがとう♪嬉しいです。 天才…^^; プロとしてアートの仕事をしている人の中で、 天才というか才能をもっていてできてる人は、 そのプロの中でも0.01パーセントもいないと思いますネ。 もちろん僕も、その中ではないです。。 どんな分野でも 「天才」とは 「続けている人」 だと感じています。 どんなことがあっても続けてきた人が、 今、そう呼ばれている人が多いように思います♪ がんばろっと^^ (Feb 13, 2006 10:08:55 PM)
すてきなお話!
名前も知らないのに人に託そうという考えが 枯らす理由のような気がしますです。 お花を買いたい衝動に駆られますが まだ、手が出せません。 それは、人生の段階を投影してるようなきがします。(Feb 14, 2006 03:53:18 AM)
絵も素晴らしいのですが、
一花咲かせるまでに、かような物語があったとは・・・ 一見枯れているようでも、 命には、こんなにも可能性があるのですね^^(Feb 15, 2006 02:42:11 AM)
蘭はヒーリングの花と良くいいますよね。
とっても素敵な写真、有難うございます。 また、雅代さんのブログ大賞、応援してくださり、有難うございます。 今、総合1位になりました。今日の午後2時ガ〆切です。このままトップの座を保てるよう、引き続き応援願います。(Feb 15, 2006 08:48:48 AM)
メルマガ相姦おめでとう☆(Feb 17, 2006 04:46:27 AM)
藤沢あゆみさん
>すてきなお話! > >名前も知らないのに人に託そうという考えが >枯らす理由のような気がしますです。 > >お花を買いたい衝動に駆られますが >まだ、手が出せません。 >それは、人生の段階を投影してるようなきがします。 ----- 話に感じてくれて、ありがとう。 いろんなヒトがいますね。 花を通して、育てて、自分を見るのもいいかもしれませんね。 >メルマガ相姦おめでとう☆ ありがとうございます。 真面目に語る硬派なコラボになりました。 (Feb 18, 2006 09:10:17 PM)
ハッピーマスターさん
>絵も素晴らしいのですが、 >一花咲かせるまでに、かような物語があったとは・・・ > >一見枯れているようでも、 >命には、こんなにも可能性があるのですね^^ ----- ありがとうございます。 そう、こんなドラマがありました^^ 最後まで諦めなければ、 花にも人間にも、様々な可能性がありますね! (Feb 18, 2006 09:13:09 PM)
元気で強運なハッピーライフ・コーディネーター☆220ボルトシスターズ★■菊池みどりさん
>蘭はヒーリングの花と良くいいますよね。 > >とっても素敵な写真、有難うございます。 > >また、雅代さんのブログ大賞、応援してくださり、有難うございます。 > >今、総合1位になりました。今日の午後2時ガ〆切です。このままトップの座を保てるよう、引き続き応援願います。 ----- ブログ大賞 総合1位おめでとうございます!! 良かったですね。 通過点だと思いますから、これからも元気な空気 皆さまに伝えていってください。 え?写真? お読みになりました?^^ これも絵なんです。 ありがとうございます。 (Feb 18, 2006 09:18:16 PM)
ステキです!お気持ちがお花に届いたのでしょうね!
胡蝶蘭は死なずにすんでよかったぁ。 私の叔父も枯れかけてショボイ売れ残りの植物を安く買って来て、めっちゃ咲かせております。お庭はいつもお花でいっぱいです。売れ残りしか買わないそうです。。(Feb 18, 2006 11:37:15 PM)
みこさん
>ステキです!お気持ちがお花に届いたのでしょうね! >胡蝶蘭は死なずにすんでよかったぁ。 > >私の叔父も枯れかけてショボイ売れ残りの植物を安く買って来て、めっちゃ咲かせております。お庭はいつもお花でいっぱいです。売れ残りしか買わないそうです。。 ----- みこさん >ステキです!お気持ちがお花に届いたのでしょうね! >胡蝶蘭は死なずにすんでよかったぁ。 > >私の叔父も枯れかけてショボイ売れ残りの植物を安く買って来て、めっちゃ咲かせております。お庭はいつもお花でいっぱいです。売れ残りしか買わないそうです。。 ----- みこさん mixiの みこさんですよね? ありがとうございます。 ええ。余命数日から大復活して良かったです! そうなんですか。叔父さまは、花咲か叔父さまなんですね♪ 枯れかけた花も元気になって、みな喜んでいるでしょうね♪ (Feb 19, 2006 04:04:28 PM)
だいす♪さん
>岡田さんの愛情が、絵からも文章からもた〜っぷり伝わってきましたよ〜♪ >ありがとうございま〜す☆ ----- そう言っていただけると嬉しいです〜。 こちらこそ、ありがとうございます♪ (Feb 19, 2006 04:09:25 PM) │<< 前へ │次へ >> │一覧 │コメントを書く │ 一番上に戻る │ |