和樹の出逢い ひとりごと |
12月(2003年) “森美術館からの景色 ” ▲TOP 曜日も時間感覚もあまりない、俗世間からだいぶ離れた生活を続けている僕に、 現代の様々なアートについて、いつも色々 情報を提供してくれる友人がいます。 その友人に誘われ、先日、数ヶ月ぶりに電車に乗って、六本木ヒルズの最上階52階、53階にある 森美術館のHAPPINESS展を観に行ってきました。 森美術館には初めて行きましたが、とにかくとても広く、中の会場が10以上もあるので、 自分が会場のどこにいるのか分からなくなるほどでした。 展示物は、ヨーロッパの近代画から、アジアの古美術、そして世界の現代美術で構成されていました。。。 ジャンルが様々なので、一言でいえば、本当に「何でもありの幕の内弁当」の様でした。 作品数も250点もあったので、僕は2フロアー(53階)の途中で、お腹いっぱいになってしまいました(^。^) その53階の何番の会場か忘れたのですが、一つ外の景色が見えるブースがありました。 そこで、ホッと一息つきながら、友人と外の景色を眺めていました。。。 すると友人が、その正面の景色を指さしながら、 「あれ、なんか変じゃない?」と言ってきました。 友人の指の先には、遠くのビルに赤い蛍光色の 横にとても長い物体が浮かんでいるのが見えました。 僕も、それを見ていたので 「あ〜、会場の電気が窓ガラスに反射しているんじゃないの」と答えました。 しかし友人は、 「いや、やっぱりおかしいよ。あれ」というので、僕も会場の方に振り返り天井を見ると、 電気は白色燈でした。。 僕は、えっ?!と思い、赤いものを探しましたが会場にはなく、 改めて、角度を変えて、その窓ガラスを見ると、 会場の電気は別にちゃんと白く映っていました。それに、明らかに、「距離」が違う。。。 窓に顔をつけたり、離れたりしながら、いろんな角度から、その赤い物体を見たのですが、 どの角度から見ても消えることはなく、そして明らかにその物体は窓の外に存在していました。。。 僕は、わ〜♪という気分で、だんだんワクワク興奮してきました。 これから、どんな展開になるんだろう♪、何を見せてくれるんだろう♪、 そんな気持ちで、いっぱいになり、友人と少し騒いでいる様な空気になりました。 その僕達の姿を見て、他のお客の おばさま達が、「なに何?何が見えるの?」という感じで 窓の外を見るのですが、キョロキョロするだけで無反応…。 近くにいたガードマンも首だけ、その赤い物体の方を見ているのですが無反応…。 「え〜?!なんで見えないの??」と、僕は、そのことに、また興奮してしまいました。 なぜなら、その横に長いなが〜い物体は、大体、同じ距離感にある サンシャインビルの横幅の3倍ぐらいの長さがあったからでした。 そうなんです。ものすごく大きいんです。それに蛍光色の赤! しかも息するように微妙に大きさも変わっているので、あまりにも不自然で気づくでしょう (^^) これから、どんな展開になるんだろう♪、何を見せてくれるんだろう♪ と僕は再び、その赤い蛍光色の物体を眺め続けました。 すると、左端から少しずつゆっくりテレビのワイプのように薄くなって消えてゆきました。。。 時間にして、大体3分ぐらいの「ショー」でした(^。^) 友人に「カメラに撮った?」と聞かれたのですが…。 僕もカメラはポケットに入れていたのですが、 斜め後ろにガードマンがいたので、あえて撮ることはしませんでした。 友人はこれまでに何度もこういう「不自然な物体」を見ているのだそうですが、 その場にいる人に教えても、いつもその人たちには見えなかったらしく、 「初めて(人と)一緒に見た。」と言っていました。。 森美術館からの景色…それは、童心にさせてくれる素敵な景色でした。。。 |
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* 右の写真は、赤い物体を見た下(52階)のレストラン から撮ったものです。撮影できなかったので、赤で手書き しました(笑) いいかげんな絵ですみませんが、こんな感じでした(^^) 位置は大体、左60度にサンシャインビルが見えます。 クリックすると大きく見れます。 |
9月28日(2003年) “ネットで知り合った画家 ” ▲TOP 昨日は、ネット上で知り合った画家の笹倉 貫聖さんの個展に行ってきました。 笹倉さんはネット上で知り合って、リアルにお会いした初めての人でもあります。 以前、僕の原画展にもご夫妻で観にいらしてくださいました。 笹倉さんの絵はファンタジーとユーモアの溢れるイラスト風の作品が多くあります。 笹倉さんは、これまでセミプロのような形でやってきましたが、 お子さんが大学を卒業したのを機に、今年から独立して始められました。 子供の頃…そして学生の頃は、みんな自分の夢をもっていました。 それが、年を重ねるとともに、その自分の夢に向かっている人が 一人消え、二人消えと… 僕の同年代の昔からの友人の中では、今でも自分の夢を突き進んでいる人は 片手で余るほどしかいません。 でも 笹倉さんは、逆バージョンで、何十年も夢をあきらめられなくて 再び、夢に向かって本格的に走り出した方です。 嬉しい限りです。 応援したいです。 まず、その前に 自分自身も、もっとステップUPして(^。^) 会場で 奥様とは、作品制作の見えない部分の苦労話に共感し^^; 笹倉さんとは、これからの展望を話しました。 マイペースで、柔らかい空気が出ている優しいお二人… お会いする度に「いい(雰囲気の)夫婦だなぁ」と思います。。 * GALLERY SASAKURA * |
PS…“一杯のコーヒーで安らぎを”▲TOP 下記の ひとりごと(友人のパーティー)に書いた元ジャズシンガーの おばちゃま(野田正子さん)は、よく僕に こう言います。 「元気がない人とか、死にたいと思っている人は、うち(私の店)にくればいいのにね〜♪」 おばちゃまは僕が生まれる遥か前から(^^)、悩んだり、苦しんだり、いろんな経験、苦労を重ねてきました。 でも85歳の今も明るくて元気です! これまでに、たくさんの人たちに元気と勇気と笑顔を与えてきました。 元気がない人、人生に疲れてしまってる人は、よかったら、おばちゃまを訪ねていってみてください。 おばちゃまとお話してみてください。 きっと元気をもらえると思いますョ。 もちろん相談料とかカウンセリング料みたいなものはとりませんので安心してください。 「僕のホームページを見て来た」と聞くと、もしかしたら貴女が注文した(あるいは出してくれた)コーヒー代も受け取ろうとしない時もあるかもしれませんが、その辺はマナーをもってお願いします。(そのぐらいはムリにでも、ちゃんと置いてきてください(笑)) おばちゃまも僕も、貴女が元気になってくれることを心から願っています。 *お店 「アド」について* 神奈川県、JR辻堂駅南口ロータリー前ビル2Fにある小さなお店です。 TEL : 0466−34−7900 営業時間はPM4:30頃〜PM10:00 水曜日お休み 夜になるにしたがって混むので、お話するには営業し始め頃の時間がいいと思います。 おばちゃまは耳がちょっとだけ遠くなったので大きな声で話してあげてください。(^^) 飲み物も食べ物も安くて美味しいです♪ グレープフルーツジュースは、その場で搾ってくれるし、ピザも生地からつくっていきます。。 (だから出てくるまでに、ちょっと時間はかかります。まあ、美味しいものは、そういうものです(^^)♪) +ジャズ歌手としてのおばちゃまの姿 |
11月24日(2002年) “友人のパーティーにて〜魅力的な人たち” ▲TOP 10年来の友人にフラダンサーの田村淳子さんがいます。 淳子さんは幼少からクラシック バレエを学び、 1964年から東京フラワーズに所属、ステージ、TV.舞台で活躍。 その後、ハワイに渡りフラの大家に学び、 96年ラスベガスで開催されたフラコンテスト KA'AU I KA HANO'96の ソロ部門で2位に入賞した実力派ダンサーです。 音楽の仕事を始めたばかりの僕がピアノのあるお店で即興演奏を奏でた時に、 偶然その場にいた淳子さんが 即興で踊ってくださったのが出逢いです。 それまでフラダンスにまるで関心のなかった僕が、 その包み込むような大きさ、深い表現力をもった踊りに ゾクゾクッと、初めてその魅力に惹かれた瞬間でもありました。 今日は、その彼女が鎌倉に設立したスタジオのオープニングパーティーにご招待いただきました。 そして僕はそのパーティーに女性をエスコートしていくことになりました。(^^) その女性とは淳子さんのお母様、野田正子さん(愛称、おばちゃま)です。 おばちゃまは元ジャズシンガーで、現在はJR辻堂駅南口前ビルの2階で(神奈川県)、 「アド」というジャズ好きの人が集まるお店 をやっています。 プロのミュージシャンも愛好家の方も一緒に音楽を楽しむようなお店です。 85歳のおばちゃまは今でも、時々、歌ってくれます。 毎年、淳子さんたちやたくさんのミュージシャンたちが協力して催している 大きなチャリティーコンサートも、もう20年以上続けています。 そう、名前はあえて書きませんが、このお店からは、たくさんのミュージシャンが羽ばたいていっています。 僕はお店には、たまにしか顔を出さないのですが、おばちゃまとは食事をしに行ったり、映画を観に行ったり、 遊園地に連れて行ったり(^。^)…プライベートでお付き合いさせていただいてます。 淳子さんと、おばちゃまは、もう完全に身内≠ニ呼べる距離で お付き合いさせていただいている僕の大切な友人です。 (お店が終わってから夜中に3人で話す時が、とくに楽しくて好きなんです(^。^)) さてさて話が戻って?、パーティーでも、またまた魅力的な人たちと出逢いました。 「よく両立できるなぁ…スゴイ!」と心の中で感心してしまった、 現役の国際線スチュワーデスでフラの先生でもある岡田えりさサン。。。 (スケジュールを見てみたい…(^^)) 「ん?このヒトどこかで見たことあるなぁ」と… その方はフラ・コンサートや音楽番組の司会などでも時々お見かけする、 ハワイ語の権威の鳥山親雄さん(息子さんはギターリストの鳥山雄司さん)。。。 鳥山先生は大らかで、とにかく気さくでお話上手な魅力的な方でした。 日用品の安いスーパーの話から、ハワイで見た雄大な星々の話まで、 面白おかしく話してくださいました。 言葉の内容は、時に本当にスゴイ毒舌≠ネのですが(^^)、 優しいお人柄が溢れているので、皆さんを終始、笑わせていました(^^) パーティーでは他にも魅力的な方が何人もいたのですが、 言葉ではうまく表現できないのでこの辺りで(^^)。。。 オープニングパーティー終了後は、ノンアルコールの淳子さん班と、 アルコール入りの鳥山先生班とで、明け方まで2次会が行われました。。。(^^) |
6月17日(2002年) “A sentimental movie” ▲TOP 先日、『アイ・アム・サム』を映画館で 観て来ました。 とにかく、 せつなくて、せつなくて… そして、最後は… もう、泣きまくっていました(笑) CMでも、みなさん泣いていますが、 あれはヤラセではないことが よく分かりました。 僕が観た時も、映画の終わりの字幕が 流れても、 終わるまで帰る人があまり いませんでした。 みんな映画の余韻に浸っている人と、目が赤くなって、外に出れない人たちです。 僕もその一人…(笑) 映画のストーリーは、あえてここでは語りませんが、 いろんな環境の いろんな立場の いろんな人たちの気持ちを感じられる映画でした… 明日は、またサッカーですね。 泣いたり、興奮したり、 忙しいKazukiでした… あっ、 仕事しなきゃ… |
3月3日(2002年) “最初で最後のプレゼント” ▲TOP 本当に久々に書く「ひとりごと」のページ・・・・。 これは書いておかなければな・・・と思い約1年ぶりに、このページに文字を入れました・・・。 先月、2月17日AM10時3分に、入院していた僕の父が、この世から旅たってゆきました。 その2週間前までは、母よりもツヤのある顔で(笑)、元気に自分の足で歩き、 僕以上に食欲も見せてくれていました。 それから突然、容体が急変して、父は昏睡状態になりました。 その状態が2日、3日と続いてゆくうちに、周りの人たちは慌てだしましたが、 僕はその時、亡くなるとは全然思いませんでした。 知っていました?病院では昏睡状態の患者にも、毎日、ヘルパーさんが ヒゲを剃ってくれたり、口の中を磨いてくれたりするんですョ。 そのとき、父の表情が明らかに変わるんです。 意識がないはずなのに、電気カミソリでヒゲを剃りだすと、唇が少し閉じて、 アゴをちょっと突き出した感じになって、とっても気持ちよさそうな顔に変わるんですョ。 握っていた父の手からも、その時、その時で微妙な力が、僕の手にも伝わってきて ・・・・・・とても亡くなるようには感じられませんでした。 でも現実には、僕の感覚ははずれ、父は10日間の昏睡状態の中、 一度も目を覚まさずに、そのまま永い眠りにつきました。 母や僕たちに、「心配」、「悩み」、「苦労」という言葉をたくさん学ばせてくれた父・・・。 振り返れば、 父からは感謝の言葉も、子供の頃からプレゼントをもらった記憶もありませんでした。 でも、・・・ 息をひきとった父の体を綺麗に洗っていただき、病院の霊安室で、 その父の顔を見たとき、本当に驚きました。 「なんて、すっきりと、安らいだいい顔なんだろう」と。 「まるで、いい夢を見続けているような、本当に優しい顔だね。」と。 その父の「寝顔」を見た誰もが、そう言ってくれました・・・。 一瞬、体の力が抜けました・・・。 これまで自分たちがやってきたこと、頑張ってきたことが救われる思いを感じました。 口下手だった父が、僕たちにくれた最初で最後の最高のプレゼントだと心の中で思いました。 最後の別れの時、僕は父の棺の中に、思い出の写真と、 自分の絵のポストカードと、手紙を贈りました。 棺が閉まらないほどの たくさんの花に包まれて、父は光へと帰ってゆきました・・・・・・ ありがとう。 PS・・・享年66歳。ちょうど初七日が誕生日になりました。 |
12月30日(2000年) “動物たちに囲まれた画家”▲TOP 先月、コンサートが終わってから、その主催の方々に連れられ、 ちょうど近くで催されていた画家、八木道子さんの個展に行ってきました。 「湘南通信」の記事をご覧になった方や、茅ヶ崎にお住まいの方は、 ご存知の方も多いかと思いますが、八木さんの作品はネコやイヌなど動物を中心に、 メルヘン的な、可愛くて優しい作品を創作されています。 作品もとても素敵でしたが、僕は個展会場に入ったとき、 まず八木さん本人にとても惹かれました。 何て表現したらいいんでしょうか・・・。 人は自分の興味のあることをやっているときや、夢や目標に向かっているとき、 輝いて見えますよね。(=というか輝いていますネ) 逆に、いままで自分らしく生きていなかったけど、ある日、何かのきっかけで 「本当の自分」に目覚めて、その気持ちに任せて行動していると、 また違った輝き方をするんですよね。 ・・・そういう方は、なんていうか、こう、「ツルンッ♪」って、前の自分とは全然違う空気に、 一皮も二皮もむけて光り輝いているような・・・そんな光(輝いた空気)が見えます・・・。 八木さんは、後者のように僕には映り、人間的にとても魅力を感じました。 そして日を改めて、お宅にお邪魔させていただきました。 そこでは八木さんのたくさんの家族に迎えられました・・・。 ネコ18匹、イヌ2匹、ウサギ1匹、ハムスター1匹、そして庭にはたくさんの野鳥たち・・・。 八木さんは動物たちに囲まれながら生活し、創作されていました。 右足のないゴールデンレトリバー、捨てられたり虐待されていた動物たちがほとんどです。 僕は納得しました・・・。 八木さんの輝きの元、一部を拝見できた、感じることができた素敵なひとときでした・・・。 また今度、お会いできる日が楽しみです♪♪ |
10月29日(2000年) “花とミツバチ” ▲TOP 個展やコンサート時以外、ふだん僕の絵は、アトリエ事務所の方で観ていただいていますが、 先日は、とっても天気が良かったので、車に新作の絵を数枚積んで、 近くの山の頂で観ていただくことにしました。 ワゴン車から絵を出して並べながら観ているので、遠目からは、 “怪しいインチキ画商”か何かに映っていたかも知れません・・・(笑)。 でも、そんなことも気にならない・・・額縁のような枠もない“ホンモノ”の樹木たちに囲まれ、 おいしい空気を吸いながら、自然光で絵を観ていただくのは、とても気もちがいいものです。 そんなある時です。8号ほどの大きさの花の絵を観ていただいているときのことです。 どこからともなく一匹のミツバチが飛んできて、僕の花の絵の、 ちょうど花粉を描いているところに止まりました。 そして、しばらく手足を動かしたあと、少し離れた位置まで飛び立ち、 ふたたびその花の絵の花粉のところに止まりました。 絵と一緒にその光景を観ていた一人の方は、 「なんかあのミツバチ、・・・ちょっと離れたところまで飛びながら絵(花)の全体を見直して、 『あれ?おかしいな、花だよな・・・?』って言ってるみたい。」と言っていました。 こういう光景・・・一回だけなら、 “ただの偶然”ということで話が終わってしまうのかもしれませんが、 この時は、あとから、もう一匹ミツバチが飛んできて、ふたたび同じような行動をしたので、 僕は、とてもとても嬉しい気もちになりました♪ 花の絵自体も、写真のような細密画ならミツバチが間違えるのも分かるのですが、 僕のは“イメージの花(絵)”なので、なんか、余計に嬉しく思いました。 自分が描いた作品を通して、『人』が感動してくださる『喜び』とは、 また違う『喜び』を感じることができた一日でした・・・。 * 上記の花は“ソウル フラワーU”という名の作品で、 『Healing Art』のページのギャラリーに載っています。 + Gallery Part 2 + Healing Artの世界 |
9月29日(2000年) “アイリッシュ・ダンス” ▲TOP |
8月29日(2000年) “お友達の美術館” ▲TOP |